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コラム「『就労ビザ』とは言うけれど」

このコラムは2006年10月に他サイトのコラム欄に掲載したものに加筆修正の上、再収録したものです。

「就労ビザ」とは言うけれど。。。
さて、今回はいわゆる「就労ビザ」について、ちょっと触れてみたいと思います。

細かいことを言うと、正確には「ビザ」じゃなくて「在留資格」とかいろいろあるんですけど、今回はとりあえずそういう話しはおいといて、大切なのは「就労ビザ」があるからといって、どんな仕事をしてもいいわけじゃないということを説明したいと思います。こう言うと、さすがに水商売とか風俗とかで働くのはだめだよね、と思われるかもしれませんが、それだけではありません。

日本の制度は一括して「就労」を認めるのではなく、「在留資格制度」という活動内容ごとに「就労」を認めるシステムになっています。そして、認められた「在留資格」の範囲外の仕事はしてはいけないことになっています。「在留資格」にはいろいろあるのですが、「就労」系では「人文知識・国際業務」と「技術」が主なものです。「人文知識・国際業務」が文系の仕事や通訳などの仕事、「技術」はコンピュータ技術者など理系の仕事と考えれば分かりやすいと思います。

で、ここで大切なのはこの「在留資格」は会社ではなくその外国人が行う仕事で判断されるということ。例えば、その会社がコンピュータ会社だったとしても、その外国人が人事担当であれば、「技術」ではなく「人文知識・国際業務」となります。

在留資格は会社でなく、仕事で判断されるということは、会社をかわったとしても、同じ仕事をするなら何の問題もないということです。A社で通訳をしていた人がB社の通訳になっても、何の手続も必要ありません。

逆に、同じ会社にいても仕事内容が変われば、厳密に言えば在留資格変更申請が必要です。コンピュータ技術者として「技術」の在留資格を持っている外国人を通訳として働かせてはいけない、ということです。本業の間にたまに頼むくらいは大丈夫でしょうが、部署まで変えてそれが常態になると問題になる可能性もあるので、ご注意ください。

もう一つ、例えば「人文知識・国際業務」で通訳をしている人が二つの会社で通訳として契約しているのは問題ありませんが、コンピュータ技術者として他の会社でアルバイトしたり、コンビニでアルバイトしたりするのは「資格外活動」となり、違法です。「就労ビザ」とは言いますが、「仕事をすること」自体が許されているわけではないのです。

思ったより長くなってしまいました。できるだけ簡単に書こうと思ったのですが、難しいですね。少しでも参考になれば幸いです。